✻秘密は甘くて危険な味✻
あれから数分並びやっとドリンクを買えた僕達は、飲み歩きながら普通科校舎へと向かった。
女子達は携帯カメラで写真を撮りまくっている。
あれ絶対後でネットに上げるやつだよって、ジトっとした視線を送りながら歩稀が呟いた。
女子の可愛いー!って言葉が心底嫌いな歩稀だから仕方ない。
──ドンッ!バシャッ!
タピオカミルクティーを飲むのに必死で良く前を見ていなかった。
何かにぶつかった拍子に、思いっきり後ろに倒れてしまった。
…バシャッ?
右手に持っていた筈のタピオカミルクティーが無いことに気が付いた。
「おい…「んっ?あー!僕のタピティーがあぁぁぁ!!」」
「お前…「あぁ、折角並んで買えたのに…っ…ごめんよぉー!」」
足元に無残にも散るタピティーに僕は悲鳴を上げる。
まだ少ししか飲んでないのに!
「人の話を聞け!」
「痛っ!!えっ!?何!?てか誰!?」
「俺はお前にぶつかられた挙げ句に飲み物を掛けられた被害者だ。…ったく、とんだ災難だ。良いかお前、飲み歩くなら前をちゃんと見ろ」
突然頭を殴られ前を見ると見知らぬ青年が居た。
こ、この人本気で殴りやがった!!
未だにズキズキと痛む頭を擦りながらもちゃんと謝る。
女子達は携帯カメラで写真を撮りまくっている。
あれ絶対後でネットに上げるやつだよって、ジトっとした視線を送りながら歩稀が呟いた。
女子の可愛いー!って言葉が心底嫌いな歩稀だから仕方ない。
──ドンッ!バシャッ!
タピオカミルクティーを飲むのに必死で良く前を見ていなかった。
何かにぶつかった拍子に、思いっきり後ろに倒れてしまった。
…バシャッ?
右手に持っていた筈のタピオカミルクティーが無いことに気が付いた。
「おい…「んっ?あー!僕のタピティーがあぁぁぁ!!」」
「お前…「あぁ、折角並んで買えたのに…っ…ごめんよぉー!」」
足元に無残にも散るタピティーに僕は悲鳴を上げる。
まだ少ししか飲んでないのに!
「人の話を聞け!」
「痛っ!!えっ!?何!?てか誰!?」
「俺はお前にぶつかられた挙げ句に飲み物を掛けられた被害者だ。…ったく、とんだ災難だ。良いかお前、飲み歩くなら前をちゃんと見ろ」
突然頭を殴られ前を見ると見知らぬ青年が居た。
こ、この人本気で殴りやがった!!
未だにズキズキと痛む頭を擦りながらもちゃんと謝る。