双子の貞子ちゃん 2







「じゃあ、このプリントを進めておくように。分からないところは明日教えるから。」


「はい。」


広い教室に、1人で勉強する。

空き教室登校になって1週間が経った。
1人に割く時間はあまり無いらしく、課題を渡されて解けなかったところを次の日に教えてもらうという感じだった。


今は英語
渡された長文問題を読みながら、問題に答えていく。


とはいえ、私は今まで学力は平均を目指してやってきたため、ある程度答えを間違える。





うん、これでいいかな。

…なんだか申し訳ない気持ちになりつつ、半分ほど間違えた。



10分ほどで課題が終わり、先生もいないため、自由時間にしてる。



この時間が徐々に退屈になってきた。

本当はパソコンを持ち込んで、今も続けてる玄さんのお手伝いをしたいところだけど、さすがにダメかなと思っている。


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