双子の貞子ちゃん 2
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「え、何ですかそれ。」
放課後、樹と一緒にシノたちのところに来ると、みんながテーブルを囲っていた。
「おかえり。」
「果たし状ってやつじゃね!?」
トラの言葉に少しうずうずしてるのか、嬉しさが漏れてるみんな
「こんな、ネットの掲示板に書くぐらいだから、十中八九面倒なことが起きそうですけどね。」
「だろうなー。俺たちのこと探りきれなかったから強行突破って感じだな。」
「命知らずだ。」
そこには、ここら辺の地図が載っていて、ある1箇所にAliceと赤で書かれている。
その下には、ヤったら100万と書かれていた。
「……これ、Aliceをヤったという証拠はどうするんでしょうか?」
「そこだよな。」
「てか、場所そこじゃねーし。」
なんなんだこれ…と各々心に思いながら、シノを見る。
「意味分からなすぎて逆に興味ある。」