双子の貞子ちゃん 2
「失礼致します。」
スッと襖が開き、デザートが運ばれてきた。
1人1人にデザートを置いていく店員さん
そんな時でも、話が大いに盛り上がっている4人
なんだか店員さんに申し訳なくなり、すみませんと何度言っただろうか。
お腹は限界を迎えていたはずなのに、小さい宝石のようなケーキを見た瞬間、すうっとデザート分だけ隙間が空いたような感覚
美味しそう…!と盛り上がる4人の声をBGMに1人ケーキに手を伸ばす。
たくさんのフルーツが乗った可愛いフルーツケーキ
ひと口食べてしまえば、そこから無くなるまではあっという間だった。
あっという間すぎて残念な気持ちになり、仕方なく飲み物に手を伸ばすと、右からスッとケーキが来た。