双子の貞子ちゃん 2
困惑する私の顔を見て、笑う湊
右手にしか意識がいかない。
思考が働かず、頭の中がぐるぐる回ってる。
そんな私を見て笑いながら、湊は料理を選んでいた。
………今度は目の前からの視線に耐えられない。
2人席のテーブルにつき、スタッフが料理を並べてる間、そわそわと落ち着かなかった。
そんな私を見て、またくすくす笑う湊
私はひたすら意識を料理だけに持っていって、湊と話さずに食事をした。