双子の貞子ちゃん 2
玄さんの仕事にも慣れスムーズに処理できるようになった頃
『きぃ、会いたい〜』
久しぶりにシノから連絡がきた。
…連絡といえるほどのものでもなかったけど。
私にとっては本当に嬉しかった。
シノたちも私の状況を考えて距離を取ってくれていたから、こういう何気ない連絡が突然きて嬉しい。
『私もみんなに会いたいな…。…明日行ってもいい?』
するとすぐに返信がきた。
『待て待て、冗談だ。…いや、冗談じゃなくて本当に会いてえけど。……俺らに会って大丈夫なのか?』
『分からない。…けど、シノたちなら大丈夫な気がする。それに、……いつまでもこのままじゃいけないし。』