この空を見てきっと貴方は思い出す
第一章
二人の“今”
・
・
・
?「ぜーんぶお前のせいなんだよ?
お前さえいなければ玲くんも傷付かずに済んだ。
お前が轢かれてしまえばよかったのにねぇ?」
・
・
・
はっ…
『ゆ…め……か…
今何時…?』
7:50
『まっっっずい遅刻だ!!!
急がなきゃ…!』
おはようみんな!
遅刻寸前の島咲 凛です!!!
ってまじでやばい!
・
・
・
着替えたし、財布入れたし…
よし!
『いってきまーす!!!』
帰ってくるはずのない返事を少し期待する自分が
嫌いで嫌いで仕方がない。
数年前にお父さんが一足早く空に行ってしまった。
そこから2ヶ月もしない内に
今度はお母さんが沢山の通帳とこの家を残し、
居なくなってしまった。
1ヶ月後には海で水死体として発見された。
自殺だったそうだ。
…って朝から暗い話は嫌だね…
『さ、走ろう…か』
?「おーい」
『…?あ!玲っ…くん!』
玲「おはよう凛ちゃん!
凛ちゃんも遅刻?」
『そうなんだよー
今から走って行こうと思ってさ!』
玲「俺も走って行くからさ、
一緒に行こうぜ?」
『っ…うんっ…行こっか!』
はぁ…玲の記憶も…戻らずじまい…か…
あ…玲のことについて話してなかったか…
玲は記憶喪失なんだ…
・
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?「ぜーんぶお前のせいなんだよ?
お前さえいなければ玲くんも傷付かずに済んだ。
お前が轢かれてしまえばよかったのにねぇ?」
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はっ…
『ゆ…め……か…
今何時…?』
7:50
『まっっっずい遅刻だ!!!
急がなきゃ…!』
おはようみんな!
遅刻寸前の島咲 凛です!!!
ってまじでやばい!
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着替えたし、財布入れたし…
よし!
『いってきまーす!!!』
帰ってくるはずのない返事を少し期待する自分が
嫌いで嫌いで仕方がない。
数年前にお父さんが一足早く空に行ってしまった。
そこから2ヶ月もしない内に
今度はお母さんが沢山の通帳とこの家を残し、
居なくなってしまった。
1ヶ月後には海で水死体として発見された。
自殺だったそうだ。
…って朝から暗い話は嫌だね…
『さ、走ろう…か』
?「おーい」
『…?あ!玲っ…くん!』
玲「おはよう凛ちゃん!
凛ちゃんも遅刻?」
『そうなんだよー
今から走って行こうと思ってさ!』
玲「俺も走って行くからさ、
一緒に行こうぜ?」
『っ…うんっ…行こっか!』
はぁ…玲の記憶も…戻らずじまい…か…
あ…玲のことについて話してなかったか…
玲は記憶喪失なんだ…
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