熟成復讐
俺達は古井戸のことを思い出し、その場所に向かうが古井戸の中を覗くが暗くて何も見えない。ただ井戸の中から腐臭が立ち込めることで、俺達は彼女がここで死んだことを知った。

『俺達は悪くない』
『そうよ。助けを呼べなかったあの子が悪いの!』
『それで、どうするの?』
『俺達は知らない。アイツが勝手に落ちたんだ。…なあ、そうだろう?』
『…ああ、そうだな』

こうして俺達は彼女の事を忘れ、何事もなかったかのように日常を過ごした。

< 34 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop