俺様社長⁇溺愛パパ⁇二重人格な御曹司に愛されています
「では娘を紹介させてもらいます
颯大くんここに
そしてすず!ステージへ」

えっ!私がステージに⁇
会場はものすごくざわついている

「すず⁇」

父がもう一度私の名前を呼んだ

勇気を出してステージに向かうと颯大さんが
迎えに来てくれた

手を出してうなづいた

私はこの人を信じよう

手を添えた

ゆっくりステージに上がった

そして父の横に立った

「娘のすずです
娘は2年前に私が父親という事を知りました
母親と二人で苦労して来ました
でも今…颯大くんと出会って幸せそのものです
そしてこの半年進めてきた大友コーポレーション
との事…娘には内緒で進めてきました
颯大くん大変だったね
ここで皆様に承認頂きたく思い…
すずを吉野財閥の副社長に就任させたいと
思います」

待って!何がどうなってるの⁇

隣にいる颯大さんの顔を見ると

「大丈夫だから」

いやいや…全然大丈夫じゃない
何⁇吉野財閥の副社長って…

「そして颯大くんが社長として就任いたします
まだまだ若い二人ではありますが…
皆様のご協力を頂きたく存じます
社員一人一人の協力があって初めて
会社は成り立ちます
役員だけでは何も出来ません
どうか二人を支えてやって下さい
よろしくお願いします」

父は頭を下げた

会場から割れんばかりの拍手が聞こえてきた

颯大さんは私の肩を抱きしめながら
頭を下げた

私も頭を下げた

そして挨拶が終わり会食が始まった










< 135 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop