俺様社長⁇溺愛パパ⁇二重人格な御曹司に愛されています
玄関を入ると玄関だけでうちの部屋だよ
この玄関で生活出来るよね
床とか大理石⁇
本当意味わかんない家だわ
たぶんこんな部屋に入るのは
人生もうないね

「失礼します」

中に入ってリビングへ通された

そこはTVでしか見たことない大パノラマが
広がっていた

東京が一望できるんじゃないかと思うくらい
素敵な景色が広がっている

「うわ〜凄い!素敵!」

感動して窓から景色を堪能していた
すっかり社長の事を忘れていた

「凄いか⁇」

「はい!本当素敵です!」

しまった!
うっとりしすぎてしまった

「すみません…」

頭を下げた

「いや…大丈夫だ
部屋を案内する」

そう言うとスタスタと歩き出す

部屋を案内する⁇
あっ!そうか
家政婦だもんね

後ろをついて行った

「ここはキッチン
好きなように使ってくれ」

うわ〜これまた素敵なキッチン
モデルハウスのキッチンみたい

「はい」

「ここは俺の寝室だ」

「はい」

「ここは書斎だ
仕事の物があるから
ここに入る時は俺の許可をとれ」

「はい」

「ここはお前の部屋だ
好きなように使え
服はクローゼットに入ってる
好きに着ろ」

「はい」

えっ!待って!今…お前の部屋って言ったよね
聞き間違いだよね
あ〜休憩室って事だよね
いやいや休憩室にクローゼットなんて
で⁇クローゼットに服があるとかなんとか⁇

聞いてみよう

「あのう…」

伺う様に社長を見た

「なんだ⁇」

怖い…睨まれてる

「お前の部屋って⁇
休憩室ですか⁇」

「お前バカか⁇
何⁇休憩室って!
これからお前が生活する部屋だよ
バ〜カ」

そうだよね
そうだよね
休憩室って訳ないよね〜

待って…これから生活する部屋って事は⁇
まさかの…住み込み〜⁇

この人こそバカかも

「あのう」

「なんだ⁇まだ何かあるのか⁇」

ひぇ〜怖いんですけど…

「まさか⁇住み込みって言いませんよね⁇」

「はあ⁇住み込みに決まってるだろう
だからなんだ⁇
何か問題でもあるのか⁇
あ〜ちなみにお前の荷物は午後届く」

住み込み〜⁇

私の荷物が午後に届く⁇
どう言うこと⁇

頭がついていかない

「住み込みって聞いてなくて…
荷物が届くって⁇」

イケメン社長の顔が険しくなる

「あいつ何にも言ってないのか⁇」
まあそう言うことだから
よろしくな!」

えっ!何がよろしくな!だ
よろしくじゃない
もう意味わかんない

社長は人の気も知らずまた歩き出した

「最後ここの部屋は娘の部屋だ
娘は"姫華"って名前だから」

えっ!住み込みの話がついていかないのに
子どもまでいるの⁇

羽菜〜私は本当にあんたを恨みたいよ〜

足取り重くリビングに戻った

浴室とかなんか案内されたけど
ほとんど聞いてない










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