鳴らない携帯電話
そして…


ゆっくり、ゆっくりと自分の想いを綴りだした。


【私は貴方に出逢う事が出来て本当に幸せでした。

何の自信も無い、こんな私の事を好きだと言って愛してくれて、ありがとう。

貴方を好きになって本当に良かったと心から思う事が出来ます。

貴方と出逢えたから幸せな日々を過ごす事が出来ました。

本当に、ありがとうございます。

最初の約束通りメールも全部消しますね…。

でも…
あの…桜の写真だけは消さなくても良いですか?

あの写真は大好きなの…

仕事中に道で見つけたんだ。

この花を見た瞬間きみの事を想い出したよ(笑)

俺からの春のプレゼントだよ☆

喜んでくれるかな?

受け取ってくれるかな?

って…プレゼントしてくれて凄く嬉しかったの。

だから…
あの桜の写真だけは消さなくてもいいですよね?

やっぱり…ダメなのかな…。

一緒に お花見できないから…

私が、もうずっと お花見してない!って言ったから…

私は、いつも我儘ばかり言って貴方を困らせてたんだよね…?

本当に、ごめんなさい。

今日は、これ以上うまく伝える事が出来ないです…

ごめんなさい。】


最初の私の想いを送信した。
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