カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「これまで付き合ってきた女性には、欲しいと言われたものを買っていた。カードを渡したこともあったな。あーだこーだ文句を言われるのが面倒だったんだ。だが、清良には俺が納得したものを贈りたいと思っている。なぜだかは……言わなくてもわかるな?」
それは、清良が自分の妻だから――。
じっと見つめると、彼はこくりと頷いてみせた。まるでお互いの心の中で答え合わせをしたみたいに。
「それにしても……少し驚いたな。まさか、清良は俺の初めてが欲しいのか?」
「はじ……めて?」
「君は俺が他の女にやったことと同じことを自分にしてほしくなかったんだろう?」
清良自身も気づいていなかったことを言い当てられ驚く。
あのひと言からそんな深い意味まで読み取ったのだろうか。
総司が一歩足を踏み出すだけで、ふたりの距離はゼロになる。くっついたお腹が恥ずかしくて、清良は目を伏せた。
「上等だ。やっと君も俺に嫉妬してくれるようになったわけだ」
「し、嫉妬だなんて、そんなこと――」
「自分が嫉妬していることにも気づけないのか? ずいぶんと初心な新妻だ」
首筋に触れられて、ぴくりと震えた。そおっと視線を持ち上げると、すべてを見透かしたような目がじっと清良を見つめていた。
それは、清良が自分の妻だから――。
じっと見つめると、彼はこくりと頷いてみせた。まるでお互いの心の中で答え合わせをしたみたいに。
「それにしても……少し驚いたな。まさか、清良は俺の初めてが欲しいのか?」
「はじ……めて?」
「君は俺が他の女にやったことと同じことを自分にしてほしくなかったんだろう?」
清良自身も気づいていなかったことを言い当てられ驚く。
あのひと言からそんな深い意味まで読み取ったのだろうか。
総司が一歩足を踏み出すだけで、ふたりの距離はゼロになる。くっついたお腹が恥ずかしくて、清良は目を伏せた。
「上等だ。やっと君も俺に嫉妬してくれるようになったわけだ」
「し、嫉妬だなんて、そんなこと――」
「自分が嫉妬していることにも気づけないのか? ずいぶんと初心な新妻だ」
首筋に触れられて、ぴくりと震えた。そおっと視線を持ち上げると、すべてを見透かしたような目がじっと清良を見つめていた。