カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
咄嗟にすがりついてみたものの、男性は冷ややかな目で清良を一瞥するのみ。取り合ってくれそうにない。
当然の反応だろう、彼が食いつくような話でも持ちかけない限り、手を止めてくれるわけがない。それなら――。
「か、代わりに、私が責任を取るのはダメでしょうか!」
清良の苦し紛れの提案に、男性はわずかだが興味を引かれたようで、片眉を跳ね上げた。
「君が?」
「だって、替え玉を引き受けたのは私ですから。悪いのは私です」
胸の前で毛布をぎゅっと握りしめ、男性を一心に見つめる。
多少は効果があったようで、男性は携帯端末から指を離してくれた。
だがその目はあきらかに懐疑的だ。
「もし俺がとんでもない要求をしたらどうする? その格好で色仕掛けでもしてみるか?」
清良は自身の身体を覗き込み、顔を赤くした。
清良はまだ毛布一枚、裸のままだ。服を着るタイミングがなかったから。
「そ、それは……。もう少し、人道的なお仕事はありませんか?」
「これまで君が命じられてきたことも充分人道的ではなかっただろう。それに比べたら男と遊ぶくらい、どうってことないんじゃないか?」
当然の反応だろう、彼が食いつくような話でも持ちかけない限り、手を止めてくれるわけがない。それなら――。
「か、代わりに、私が責任を取るのはダメでしょうか!」
清良の苦し紛れの提案に、男性はわずかだが興味を引かれたようで、片眉を跳ね上げた。
「君が?」
「だって、替え玉を引き受けたのは私ですから。悪いのは私です」
胸の前で毛布をぎゅっと握りしめ、男性を一心に見つめる。
多少は効果があったようで、男性は携帯端末から指を離してくれた。
だがその目はあきらかに懐疑的だ。
「もし俺がとんでもない要求をしたらどうする? その格好で色仕掛けでもしてみるか?」
清良は自身の身体を覗き込み、顔を赤くした。
清良はまだ毛布一枚、裸のままだ。服を着るタイミングがなかったから。
「そ、それは……。もう少し、人道的なお仕事はありませんか?」
「これまで君が命じられてきたことも充分人道的ではなかっただろう。それに比べたら男と遊ぶくらい、どうってことないんじゃないか?」