カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
男性が携帯端末をサイドテーブルへ置く。
気まぐれにベッドの端、清良のすぐ横に腰掛け、挑発するように顔を近づけてきた。
「……なるほど。俺の好みとは少し違うが、たまにはこんな清楚な女性を相手にしてみるのも悪くない」
どくん、と大きく鼓動が鳴る。
おそらく彼は挑発しているだけだろう、本気ではない。
そう自分に言い聞かせるが、清良の胸はざわざわと落ち着かない。
彼の手が清良の背中に触れた。毛布のない、素肌の部分に。
突如伝わってきた彼の体温に、その指先の感触に、清良の身体が否応なしに反応する。
「……嫌がらないのか? 嫌だろうに」
相手が震えていることに気づいている彼は、一向に拒もうとしない清良に怪訝な顔をする。
清良自身はまるで金縛りにでもあったかのように硬直しており、意思とは無関係にカタカタと震えていた。
嫌がらないというか、嫌がれないと言ったほうが正しい。
恐怖を感じているのか、あるいは見惚れてしまっているのか。顔を近づけてきたその男性の危険な笑みに。
「……見上げた我慢強さだ。本当は怖くて仕方がないくせに」
気まぐれにベッドの端、清良のすぐ横に腰掛け、挑発するように顔を近づけてきた。
「……なるほど。俺の好みとは少し違うが、たまにはこんな清楚な女性を相手にしてみるのも悪くない」
どくん、と大きく鼓動が鳴る。
おそらく彼は挑発しているだけだろう、本気ではない。
そう自分に言い聞かせるが、清良の胸はざわざわと落ち着かない。
彼の手が清良の背中に触れた。毛布のない、素肌の部分に。
突如伝わってきた彼の体温に、その指先の感触に、清良の身体が否応なしに反応する。
「……嫌がらないのか? 嫌だろうに」
相手が震えていることに気づいている彼は、一向に拒もうとしない清良に怪訝な顔をする。
清良自身はまるで金縛りにでもあったかのように硬直しており、意思とは無関係にカタカタと震えていた。
嫌がらないというか、嫌がれないと言ったほうが正しい。
恐怖を感じているのか、あるいは見惚れてしまっているのか。顔を近づけてきたその男性の危険な笑みに。
「……見上げた我慢強さだ。本当は怖くて仕方がないくせに」