カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「ほら、時間がないぞ清良。急がなければ、君を焦らすだけ焦らしてタイムアップになってしまう」

「三時間も焦らすおつもりですか……!?」

「二時間五十分だって」

「っきゃ……!」

また五分減ったと慌てているうちに、下着の中に手を差し入れられ、身体がびくんと大きく震えた。

「総司さん~っ……」

逃げるように身をよじると、そのままマットの上に転がされ組み敷かれてしまった。

あっという間に最後の一枚まで奪われ、わずかな愛撫で実に効率よく、清良の心と身体をとろとろに溶かしていく。

「こんなの……急ぎすぎです……」

「早くひとつになりたいんだ。君も同じだろう?」

「違います……私はもう少しゆっくり……まだ、キスもしてくれてないのに……」

羞恥心から目を逸らしてむくれると、総司は毒気を抜かれたようにポカンとした顔で清良を見た。

「そうか……すまない。キスならこれからたっぷりしてやる」

自身も服を脱ぎ捨て逞しい身体をあらわにすると、清良を抱き上げバスルームの中に運んだ。

総司の刺激的すぎる肉体美に、思わず目を逸らしてしまう。

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