カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「明日、コンシェルジュに周辺の観光地について尋ねてみよう。どんな場所に行ってみたいか考えておいてくれ」
「はい……!」
紆余曲折を経て二泊三日の休みを確保した総司。この旅行ではとことん妻を甘やかそうと決めているらしい。
旅行はどこへ行きたいかと聞かれた清良は「北京ダックを食べに行きたい」と答えた。『いつか本場の中華を食べに行こう』と約束していたからだ。
それならと、総司は行き先を香港に決めた。清良の想像している北京ダックは北京といいながらも広東風なので、広東料理の美味しい場所がいいだろうと。
ついでに百万ドルの夜景も見られてバッチリだ、と意味深に笑ったのは言うまでもない。
プライベートジェットに乗せてもらって、本場の北京ダック――正しくは広東ダックを食べ、最高の夜景を眺めて、もう清良の願いはほぼ叶ったと言ってもいい。
せっかくだから、観光もさせてもらおう。仲根へのお土産選びを手伝ってもらえるとありがたい。
中国らしいオリエンタルな雑貨か、コスメなんかがいいと思うのだけれど。ついつい自分までお揃いで買ってしまいそうだ。
「はい……!」
紆余曲折を経て二泊三日の休みを確保した総司。この旅行ではとことん妻を甘やかそうと決めているらしい。
旅行はどこへ行きたいかと聞かれた清良は「北京ダックを食べに行きたい」と答えた。『いつか本場の中華を食べに行こう』と約束していたからだ。
それならと、総司は行き先を香港に決めた。清良の想像している北京ダックは北京といいながらも広東風なので、広東料理の美味しい場所がいいだろうと。
ついでに百万ドルの夜景も見られてバッチリだ、と意味深に笑ったのは言うまでもない。
プライベートジェットに乗せてもらって、本場の北京ダック――正しくは広東ダックを食べ、最高の夜景を眺めて、もう清良の願いはほぼ叶ったと言ってもいい。
せっかくだから、観光もさせてもらおう。仲根へのお土産選びを手伝ってもらえるとありがたい。
中国らしいオリエンタルな雑貨か、コスメなんかがいいと思うのだけれど。ついつい自分までお揃いで買ってしまいそうだ。