カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「本当に、大丈夫ですから……!」
彼の手を振り払おうとしたところで、ぐらりと視界が揺れた。
気力だけで踏ん張っていた清良に限界が訪れたのだ。我慢は得意だが、精神的なものならいざ知らず、肉体的な苦痛には慣れていない。
意識が遠のき、視界が真っ暗になり、身体がゆっくりと床へ頽れていく。
「君!」
全身の力が抜けたが、床に叩きつけられたような痛みはなかった。
いつの間にか閉じていた瞼をゆっくり開けてみると、目の前には男性の心配そうな顔があって。
「大丈夫ですか? どこか具合が……?」
どうやら彼が受けとめてくれたようだ。抱き支えられていることに気づき、驚いた清良は慌てて彼の腕の中から飛びのいた。
「ご、ごめんなさい、平気です、少しふらついただけで……」
しかし、またしても眩暈に襲われ男性の腕の中に倒れ込んでしまう。男性は咄嗟に膝をついて清良を支えた。
「この、ドレス……」
男性が怪訝な顔をして清良の胸元を見つめる。
もしかして、コルセットが食い込んでいること気づいてしまったのだろうか。
彼の手を振り払おうとしたところで、ぐらりと視界が揺れた。
気力だけで踏ん張っていた清良に限界が訪れたのだ。我慢は得意だが、精神的なものならいざ知らず、肉体的な苦痛には慣れていない。
意識が遠のき、視界が真っ暗になり、身体がゆっくりと床へ頽れていく。
「君!」
全身の力が抜けたが、床に叩きつけられたような痛みはなかった。
いつの間にか閉じていた瞼をゆっくり開けてみると、目の前には男性の心配そうな顔があって。
「大丈夫ですか? どこか具合が……?」
どうやら彼が受けとめてくれたようだ。抱き支えられていることに気づき、驚いた清良は慌てて彼の腕の中から飛びのいた。
「ご、ごめんなさい、平気です、少しふらついただけで……」
しかし、またしても眩暈に襲われ男性の腕の中に倒れ込んでしまう。男性は咄嗟に膝をついて清良を支えた。
「この、ドレス……」
男性が怪訝な顔をして清良の胸元を見つめる。
もしかして、コルセットが食い込んでいること気づいてしまったのだろうか。