【修正版】午前8時のシンデレラ
「五十個。しかも料亭が作ったような松花堂弁当すぐに用意出来るとこなんてないわよね?」
ダメ元で杉本くんに聞いてみる。
知らないと言われるかと思ったのに、彼は私の目を見てにこやかに言った。
「僕に任せてくれませんか?」
そう言うと、杉本くんはスーツのポケットからスマホを取り出しどこかに電話をかけた。
数分誰かと話して、彼は指でOKとサインを出す。
思わず安堵した。
「用意は出来るんですが、十二時はちょっと過ぎるかもしれません」
「ありがとう、杉本くん。時間は一条さんになんとかしてもらうわ。ホント、助かった。あっ、お弁当の請求書は私に回してね」
杉本くんにお礼を言うと、すぐに瑠偉さんと佐久間さんの携帯にメールを入れて昼食時間を二十分程後にずらしてもらうようお願いした。
「手違いって何があったんですか?」
杉本くんに聞かれ苦笑いしながら答える。
「注文してたお弁当、誰かが勝手にキャンセルしたの」
ダメ元で杉本くんに聞いてみる。
知らないと言われるかと思ったのに、彼は私の目を見てにこやかに言った。
「僕に任せてくれませんか?」
そう言うと、杉本くんはスーツのポケットからスマホを取り出しどこかに電話をかけた。
数分誰かと話して、彼は指でOKとサインを出す。
思わず安堵した。
「用意は出来るんですが、十二時はちょっと過ぎるかもしれません」
「ありがとう、杉本くん。時間は一条さんになんとかしてもらうわ。ホント、助かった。あっ、お弁当の請求書は私に回してね」
杉本くんにお礼を言うと、すぐに瑠偉さんと佐久間さんの携帯にメールを入れて昼食時間を二十分程後にずらしてもらうようお願いした。
「手違いって何があったんですか?」
杉本くんに聞かれ苦笑いしながら答える。
「注文してたお弁当、誰かが勝手にキャンセルしたの」