【修正版】午前8時のシンデレラ
「俺は日本にいるし、一条の方が都合が良いけどね。じゃあ、行くよ」
私の目を見る彼に笑顔で頷いた。
「はい」
これから私は彼と夫婦になるんだ。
瑠偉さんが書類を取り出して窓口の係のおじさんに提出した。
おじさんは書類に目をやりにっこり微笑む。
「お預かりします。正式な受理は職員確認後になります」
「よろしくお願いします」
瑠偉さんが軽く頭を下げる。
ちょっとぼーっとしていた私も慌てて頭を下げた。
「なんか意外とあっさりなんですね」
さっきまで緊張してたのは何だったんだろう。
昨日だってよく眠れなかったのに。
そう思うと笑えてくる。
「何ニヤニヤしてるの?」
「ニヤニヤなんてしてません。提出してほっとしてるんです」
「そう?書類に不備がなければ、もう今から芽依は一条芽依だから」
瑠偉さんは至福の笑みを浮かべると、私の左手の薬指にそっとキスをした。
そこには婚約指輪が輝いている。
私の目を見る彼に笑顔で頷いた。
「はい」
これから私は彼と夫婦になるんだ。
瑠偉さんが書類を取り出して窓口の係のおじさんに提出した。
おじさんは書類に目をやりにっこり微笑む。
「お預かりします。正式な受理は職員確認後になります」
「よろしくお願いします」
瑠偉さんが軽く頭を下げる。
ちょっとぼーっとしていた私も慌てて頭を下げた。
「なんか意外とあっさりなんですね」
さっきまで緊張してたのは何だったんだろう。
昨日だってよく眠れなかったのに。
そう思うと笑えてくる。
「何ニヤニヤしてるの?」
「ニヤニヤなんてしてません。提出してほっとしてるんです」
「そう?書類に不備がなければ、もう今から芽依は一条芽依だから」
瑠偉さんは至福の笑みを浮かべると、私の左手の薬指にそっとキスをした。
そこには婚約指輪が輝いている。