【修正版】午前8時のシンデレラ
12、解けない魔法
次の年の春、私と瑠偉さんはフランスのとある教会にいた。
今日は私たちの結婚式。
数千本の蝋燭の炎が揺らめきながら教会の中を灯す。
とても幻想的な光景。
夕方なのにまだ外は明るいけど、教会はゴシック様式の建築で蝋燭なしではかなり暗い。
だが、その蝋燭が夜の雰囲気を作り出す。
外とは別の世界。
そして、パイプオルガンの音が鳴り響く。
厳粛で崇高な響き。
身体がすごく緊張している。
でも、心が徐々に浄化されていくような、そんな感じがする。
私の横には先日叔父から養父となった父。
まだ伯父さんと呼んでしまうけど、そんな私を優しく見守ってくれる。
とても頼もしい存在。
多忙な瑠偉さんのお父さまとは、昨日やっと会うことができた。
ずっとテレビ電話で顔を見ながら日本語で会話してたけど、実物はもっと素敵だった。
お父さまの声は、近くで聞くと瑠偉さん本人がしゃべっているようで少しドキドキした。
今日は私たちの結婚式。
数千本の蝋燭の炎が揺らめきながら教会の中を灯す。
とても幻想的な光景。
夕方なのにまだ外は明るいけど、教会はゴシック様式の建築で蝋燭なしではかなり暗い。
だが、その蝋燭が夜の雰囲気を作り出す。
外とは別の世界。
そして、パイプオルガンの音が鳴り響く。
厳粛で崇高な響き。
身体がすごく緊張している。
でも、心が徐々に浄化されていくような、そんな感じがする。
私の横には先日叔父から養父となった父。
まだ伯父さんと呼んでしまうけど、そんな私を優しく見守ってくれる。
とても頼もしい存在。
多忙な瑠偉さんのお父さまとは、昨日やっと会うことができた。
ずっとテレビ電話で顔を見ながら日本語で会話してたけど、実物はもっと素敵だった。
お父さまの声は、近くで聞くと瑠偉さん本人がしゃべっているようで少しドキドキした。