【修正版】午前8時のシンデレラ
「ありがとうございます」
俺も椅子に座ると、彼は話を促した。
「で、話って何?」
副社長の眼光が鋭く光る。
だが、俺は怯まず彼の目を見て頼んだ。
「総務の東雲さん、うちの部に頂きたいんですが。僕のアシスタントが辞めてしまって後任を探してるんです。語学も出来るようですし彼女が適任じゃないかと」
俺の話に彼は眉根を寄せた。
「どうしてうちの東雲くんなの?他にも候補者いるんだよね?」
山田副社長は、実は総務部長を兼任している。
総務部長の方が表の顔になっているが。
彼は一条商事を創立したメンバーのひとりだ。
うちの会社が大きくなったのも、この人の手腕に寄るところが大きいらしい。
だが、彼は土台が大事だからと、自ら望んで総務にいるのだ。
見た目はどこにでもいるサラリーマンのおじさんだが、中身は違う。
この見た目に騙されてはいけない。
痛い目を見ることになる。
俺も椅子に座ると、彼は話を促した。
「で、話って何?」
副社長の眼光が鋭く光る。
だが、俺は怯まず彼の目を見て頼んだ。
「総務の東雲さん、うちの部に頂きたいんですが。僕のアシスタントが辞めてしまって後任を探してるんです。語学も出来るようですし彼女が適任じゃないかと」
俺の話に彼は眉根を寄せた。
「どうしてうちの東雲くんなの?他にも候補者いるんだよね?」
山田副社長は、実は総務部長を兼任している。
総務部長の方が表の顔になっているが。
彼は一条商事を創立したメンバーのひとりだ。
うちの会社が大きくなったのも、この人の手腕に寄るところが大きいらしい。
だが、彼は土台が大事だからと、自ら望んで総務にいるのだ。
見た目はどこにでもいるサラリーマンのおじさんだが、中身は違う。
この見た目に騙されてはいけない。
痛い目を見ることになる。