【修正版】午前8時のシンデレラ
こいつがいればここは心配はない。
エレベーターを降りて、足早に昼食の会場に向かう。
俺の杞憂であって欲しい。
この鍵が落ちたのも、ただの偶然だったと安心したい。
ポケットの中の鍵を握り締める。
だが、またもや俺のスマホのバイブが鳴った。
見ると、姉からメールが一件。
件名しか書いてなかった。
【早く来て。緊急事態】
「緊急事態って……。一体、何が起こった?」
本文がないってことは、それだけの余裕がなかったって事だ。
慌てて会場まで走る。
ドアをそっと開けると、空気が緊迫していてかなりヤバイ事になっていた。
専務秘書の西嶋とかいう女が、芽依にフォークを向けていたのだ。
俺の登場に気づいた姉と目が合うが、〝なんとかしなさい〟と俺に目で訴える。
芽衣と西嶋さんは話をしていて、俺がいることに気づいていない。
あの女は正気じゃないようだし、このままだと本当に芽依は刺されるかもしれない。
エレベーターを降りて、足早に昼食の会場に向かう。
俺の杞憂であって欲しい。
この鍵が落ちたのも、ただの偶然だったと安心したい。
ポケットの中の鍵を握り締める。
だが、またもや俺のスマホのバイブが鳴った。
見ると、姉からメールが一件。
件名しか書いてなかった。
【早く来て。緊急事態】
「緊急事態って……。一体、何が起こった?」
本文がないってことは、それだけの余裕がなかったって事だ。
慌てて会場まで走る。
ドアをそっと開けると、空気が緊迫していてかなりヤバイ事になっていた。
専務秘書の西嶋とかいう女が、芽依にフォークを向けていたのだ。
俺の登場に気づいた姉と目が合うが、〝なんとかしなさい〟と俺に目で訴える。
芽衣と西嶋さんは話をしていて、俺がいることに気づいていない。
あの女は正気じゃないようだし、このままだと本当に芽依は刺されるかもしれない。