【修正版】午前8時のシンデレラ
嘘ではない。
父がフランス人ということもあり、父と母は俺や姉の前でも平気でキスをしていた。
大人になっても頬にキスは当たり前だし、人前だろうが愛情をしめすのに俺だって躊躇はしない。
「慣れるわけありません」
顔を真っ赤にして恥ずかしがる彼女は可愛い。
「俺、芽依だけ持ってうちにお嫁に来てくれればいいって言ったけど、あれ取り消す」
「えっ?」
俺の言葉に芽依の顔が一瞬にして青ざめる。
あっ、言い方が悪かったか。
「芽依」
芽依に向かって優しく微笑みかける。
「お母さんと一緒に家にお嫁においで」
「……ずるいです。何でそんなカッコイイ事言うんですか」
芽依が俺を見上げる。
ああ、その眼は駄目でしょう。
おまけに瞳は潤んでるし……。
佐久間は俺のことを魔王と呼ぶが、これは……小悪魔だろう。
この上なく可愛い。
この誘惑には俺は勝てない。
無自覚なとこがまた凄い。
父がフランス人ということもあり、父と母は俺や姉の前でも平気でキスをしていた。
大人になっても頬にキスは当たり前だし、人前だろうが愛情をしめすのに俺だって躊躇はしない。
「慣れるわけありません」
顔を真っ赤にして恥ずかしがる彼女は可愛い。
「俺、芽依だけ持ってうちにお嫁に来てくれればいいって言ったけど、あれ取り消す」
「えっ?」
俺の言葉に芽依の顔が一瞬にして青ざめる。
あっ、言い方が悪かったか。
「芽依」
芽依に向かって優しく微笑みかける。
「お母さんと一緒に家にお嫁においで」
「……ずるいです。何でそんなカッコイイ事言うんですか」
芽依が俺を見上げる。
ああ、その眼は駄目でしょう。
おまけに瞳は潤んでるし……。
佐久間は俺のことを魔王と呼ぶが、これは……小悪魔だろう。
この上なく可愛い。
この誘惑には俺は勝てない。
無自覚なとこがまた凄い。