【修正版】午前8時のシンデレラ
本当はあの根暗眼鏡の事が気になって心配で来てみたのだが。
気がついて追ってきて本当に良かった。
「そうだったのね。お陰で助かった」
芽依がはーっと安堵の溜め息をつく。
「いっそのこと芽衣をどこかに閉じ込めておけると良いんだけど、そういうわけにいかないしね」
俺がそう困ったように笑うと、芽依は俺を見上げて少しふくれっ面になった。
「私だって閉じ込めておきたいですよ。結婚しても瑠偉さん狙ってる女性はいっぱいいるんですからね」
「芽依以外はいらないんだけど」
優しく微笑んだら、芽依も機嫌が直ったのか嬉しそうに笑った。
「じゃあ、行こうか」
芽依の手に指を絡め、社長室のドアをノックした。
社長の声がしてふたりで部屋に入ると、ソファに副社長が座って朝から呑気に羊羹を食べ煎茶を啜っていた。
「山田部長!駄目じゃないですか。こんなところで油売ってちゃあ。社長だっていい迷惑ですよ」
気がついて追ってきて本当に良かった。
「そうだったのね。お陰で助かった」
芽依がはーっと安堵の溜め息をつく。
「いっそのこと芽衣をどこかに閉じ込めておけると良いんだけど、そういうわけにいかないしね」
俺がそう困ったように笑うと、芽依は俺を見上げて少しふくれっ面になった。
「私だって閉じ込めておきたいですよ。結婚しても瑠偉さん狙ってる女性はいっぱいいるんですからね」
「芽依以外はいらないんだけど」
優しく微笑んだら、芽依も機嫌が直ったのか嬉しそうに笑った。
「じゃあ、行こうか」
芽依の手に指を絡め、社長室のドアをノックした。
社長の声がしてふたりで部屋に入ると、ソファに副社長が座って朝から呑気に羊羹を食べ煎茶を啜っていた。
「山田部長!駄目じゃないですか。こんなところで油売ってちゃあ。社長だっていい迷惑ですよ」