【修正版】午前8時のシンデレラ
一条さんの言うように、好きだと思った時に告白しなかった俺はただのヘタレだった。
それに何より東雲さんは、一条さんが側にいるととてもいい表情をする。
一条さんといるとパッと花が開くように頬を染めてはにかむ。
彼といるととても幸せそうだ。
彼女が幸せならそれでいい。
悔しいけど、ふたりはお似合いだ。
「杉本さん、今日の打合せ資料のコピー、何部でしたっけ?」
今月から俺の下についた庶務担当の中山さんが聞いてくる。
覚えられないなら、なぜメモしない!
ちょっとイラっとした。
「十三部だよ」
すかさず答えたけど、ちょっとムッとしたのが顔に出てしまったかもしれない。
どうしても東雲さんと比べてしまう。
あの人は、いつも人のために先を読んで行動していた。
でも、中山さんがそのレベルにいくには十年以上かかりそうな気がする。
彼女を見ているとなんだかイライラする。
「わかりました。ありがとうございます」
彼女がニコリともせずコピー機のところへ走っていく。
それに何より東雲さんは、一条さんが側にいるととてもいい表情をする。
一条さんといるとパッと花が開くように頬を染めてはにかむ。
彼といるととても幸せそうだ。
彼女が幸せならそれでいい。
悔しいけど、ふたりはお似合いだ。
「杉本さん、今日の打合せ資料のコピー、何部でしたっけ?」
今月から俺の下についた庶務担当の中山さんが聞いてくる。
覚えられないなら、なぜメモしない!
ちょっとイラっとした。
「十三部だよ」
すかさず答えたけど、ちょっとムッとしたのが顔に出てしまったかもしれない。
どうしても東雲さんと比べてしまう。
あの人は、いつも人のために先を読んで行動していた。
でも、中山さんがそのレベルにいくには十年以上かかりそうな気がする。
彼女を見ているとなんだかイライラする。
「わかりました。ありがとうございます」
彼女がニコリともせずコピー機のところへ走っていく。