【修正版】午前8時のシンデレラ
彼の目がとても穏やかで優しい。
私の失態には触れず、何事もなかったかのように爽やかな笑みを残して一条さんは会議室に向かった。
いつも通りの一条さん。
私だけドキドキしちゃって馬鹿みたい。
しかも、一条さんに起こされた。私の立場がないよ。
居心地がよくてついうとうとしちゃうなんて、一条さんは使えないアシスタントだと思っただろうな。
でも、いつもの爽やか王子に戻っていた。
絶対零度の王子さまのご機嫌は治ったらしい。
やっぱり寝不足だから不機嫌になったのだろうか。
少しでも眠れたのなら良かった。
「私のドジ」
頭をコツンと叩きながら部長室を出て、自席につく。
メールをチェックすると百通程来ていた。私にCC で来ているものもあるが、ほとんど一条さん絡みなので全部目を通さなくてはいけない。
メールを開いていくと、いかに一条さんが遅くまで仕事をしていたかわかる。
「朝の四時に返信って……」
どんだけ仕事人間なの。
私の失態には触れず、何事もなかったかのように爽やかな笑みを残して一条さんは会議室に向かった。
いつも通りの一条さん。
私だけドキドキしちゃって馬鹿みたい。
しかも、一条さんに起こされた。私の立場がないよ。
居心地がよくてついうとうとしちゃうなんて、一条さんは使えないアシスタントだと思っただろうな。
でも、いつもの爽やか王子に戻っていた。
絶対零度の王子さまのご機嫌は治ったらしい。
やっぱり寝不足だから不機嫌になったのだろうか。
少しでも眠れたのなら良かった。
「私のドジ」
頭をコツンと叩きながら部長室を出て、自席につく。
メールをチェックすると百通程来ていた。私にCC で来ているものもあるが、ほとんど一条さん絡みなので全部目を通さなくてはいけない。
メールを開いていくと、いかに一条さんが遅くまで仕事をしていたかわかる。
「朝の四時に返信って……」
どんだけ仕事人間なの。