【修正版】午前8時のシンデレラ
あなたが欲しい。
触れたい。
ひとつになりたい。
自分から瑠偉さんに手を伸ばし、彼に激しくキスをする。
彼も私のキスに応えながら耳元で囁いた。
「行こう」 
その言葉にコクッと頷くと、瑠偉さんに抱き上げられて彼の寝室に移動する。
十二畳くらいの薄暗い部屋。
キングサイズくらいの大きなベッドに彼は私を下ろし、ベッドサイドの間接照明をつけた。
部屋が少し寒く感じたけど、それは最初だけ。
時は満ちた。
もう私も遠慮はしない。
お互いの服を脱がせ合って噛みつくようなキスをする。
刺激的な夜が始まった。
激しくて、甘美な夜。
最初、私達は獣のように荒々しく互いを求め合った。
彼がキスをしながら私の胸を愛撫して、私も彼の背中に手を這わせて彼の首筋や肩にキスをして……。
まだまだ身体が熱い。
このまま蒸発しちゃうんじゃないだろうか?
こんなに大胆な自分、知らなかった。
彼と身体を重ねてひとつになった時、あまりに幸せで恍惚となった。
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