【修正版】午前8時のシンデレラ
瑠偉さんは自分の肩を指差してニヤリと笑う。
そこには紛れもない私がつけた歯形。
ちょっと赤くなってる。
熱に浮かされてやってしまったとはいえ、今見せられと恥ずかしい。
自分が信じられない。
歯形だけじゃない。
瑠偉さん胸と背中にはいくつもの引っ掻き傷。
犯人は……他の誰でもない私だ。
「……ごめんなさい」
恥ずかしいし、申し訳ないし……もう穴があったら入りたい。
赤面しながら謝る私に彼は優しい目で暴露話をする。
「総務の山田部長には、芽依がどうしても欲しいって頭下げてお願いしたんだ。あの人、意外と曲者だよ。俺の本音を聞き出したんだから。社長と会社設立した時のメンバーだけある」
その話は初耳だ。
あののほほん部長がうちの会社の設立メンバーだなんて信じられないが、社長や専務とどうして仲がいいのかわかった気がする。
「……どうして同じ会社ってバレたの?」
ずっと思っていた疑問を思わず口にする。
そこには紛れもない私がつけた歯形。
ちょっと赤くなってる。
熱に浮かされてやってしまったとはいえ、今見せられと恥ずかしい。
自分が信じられない。
歯形だけじゃない。
瑠偉さん胸と背中にはいくつもの引っ掻き傷。
犯人は……他の誰でもない私だ。
「……ごめんなさい」
恥ずかしいし、申し訳ないし……もう穴があったら入りたい。
赤面しながら謝る私に彼は優しい目で暴露話をする。
「総務の山田部長には、芽依がどうしても欲しいって頭下げてお願いしたんだ。あの人、意外と曲者だよ。俺の本音を聞き出したんだから。社長と会社設立した時のメンバーだけある」
その話は初耳だ。
あののほほん部長がうちの会社の設立メンバーだなんて信じられないが、社長や専務とどうして仲がいいのかわかった気がする。
「……どうして同じ会社ってバレたの?」
ずっと思っていた疑問を思わず口にする。