たまごまごまご、おったまげたまご
でも、チャドはこのドラゴンがすっかり気に入りました。たまごのからと同じ、薄紫色をしています。日の光が当たると緑に輝いて見えるのがとてもきれいでした。それに瞳の色がたまごの黄身よりもまばゆい金色をしていたのです。
「ビビ、これからどうする?」
「わからない。おかあさんがいたら教えてもらえたのかもしれないけど、おいらのおかあさんはあんたみたいだ。だって、名前をくれたんだもの」
「それなら、一緒に探しにいこう」
「なにを?」
「世界一大きなたまごさ。ぼくははらぺこなんだ。それに、たまごを探すうちビビのおかあさんに会えるかもしれないからね」
それ以来、チャドは家に戻ることはありませんでした。ただ、世界のあちこちで不思議な色をしたドラゴンと、それに乗ったキツネが見られるようになったのでした。
「ビビ、これからどうする?」
「わからない。おかあさんがいたら教えてもらえたのかもしれないけど、おいらのおかあさんはあんたみたいだ。だって、名前をくれたんだもの」
「それなら、一緒に探しにいこう」
「なにを?」
「世界一大きなたまごさ。ぼくははらぺこなんだ。それに、たまごを探すうちビビのおかあさんに会えるかもしれないからね」
それ以来、チャドは家に戻ることはありませんでした。ただ、世界のあちこちで不思議な色をしたドラゴンと、それに乗ったキツネが見られるようになったのでした。