天使と悪魔が結婚します!?
「花でも飾っておこうかしら……」

とは言っても、もう夜なので花屋は閉まっている。シャルロッテは寝室に飾ってある花を持って来ようと思った。キャンドルの炎のような可愛らしいストロベリーキャンドルという花だ。

シャルロッテはキッチンを出て寝室に向かう。キッチンのあるリビングから寝室までは少し遠い。

シャルロッテが白い寝室のドアを開けた刹那、その手を強く掴まれた。

「ジョセフさん!?何を……」

シャルロッテはジョセフに壁に押し付けられる。そして、強引に唇を奪われた。

「君のこと気に入っちゃった……。俺のものになってよ……」

ジョセフはそう言い、シャルロッテの唇にまたキスをする。シャルロッテは抵抗しようとするが、ジョセフにうまく押さえ込まれていて動けない。

ジョセフのキスは、頬やおでこにもされて気が付けばシャルロッテの首にはジョセフにつけられた赤い印や噛み跡がたくさんつけられていた。
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