ロミオは、ふたりいない。

「ジュリ…別れよう…」



「え…」



「別れよう…オレたち…

ありがとう…

ジュリ…

好きだった…」



好きだった…



数秒前までは

大好きだったのに…



昨日は

大切って言ってくれたのに…



さっきまで

オレの彼女って言ってくれたのに…



ユートの気持ちは

過去形になってた



滲んでたユートが

私の前から



消えた




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