ロミオは、ふたりいない。

次の日の朝



学校の玄関でユートを待った



成瀬の後ろにユートの姿が見えた



「アレ?
木々羅さん

今日は、太陽出てないね
曇ってる…」



成瀬が言った



ユートと目が合った



「…おはよう…」



ユートが挨拶してくれた



「おはよう…

ユート

私たちって…別れたの?」



「うん…ごめん…

オレは、そのつもり…」



「そっか…わかった…」




< 245 / 420 >

この作品をシェア

pagetop