ロミオは、ふたりいない。

キーンコーンカーンコーン…



「あ、バスケ行けなかった
リョータと約束してたのに…」



チャイムの音とともに

恋の続きが

始まった



ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…



「ユート…」



ドキドキ…



「ん?」



「ちゃんとユートにドキドキしてるよ…」



「ヤバ…
うん…ちょっと今…
ごめん、オレもドキドキしてるから
余裕ない

ジュリかわいすぎて…」



ドキドキ…ドキドキ…ドキドキ…



片思いより

ドキドキするのは

ユートの胸の音が重なってるから?



「ごめん、ジュリ…
1回離れて…

オレ、あの時より熱いかも…」



ユート

大好き…




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