ロミオは、ふたりいない。

「廣永、ココどぉしたの?
傷ついてる」



キミがオレの頬を指さした



「あー、さっきバスケしてて…
たぶん誰かの手が当たった」



「ちょっと血出てるよ…
絆創膏あるから、あげる!」



「あー…ありがと…」



「ハイ…自分で貼れる?」



「うん…」



「あー、そこじゃない…
もぉちょっと上…

もう少し左…


私、貼ってあげる…


ハイ…
いいよ…痛くない?」



「うん…ありがとう…」



キミは笑ってたけど

オレはずっとドキドキしてた



帰ってから鏡を見た

キミが貼ってくれた絆創膏を見て

またドキドキした




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