ロミオは、ふたりいない。

気付いたら

木々羅は

恋してた



オレの親友リョータに…



どんどんかわいくなる木々羅を見てると

辛くなった



オレのためだったらいいのにな…って

何度も思った



オレの隣に向けられる

その笑顔が

オレに向いたらいいのにな…って



先に好きだったのは

オレだったよ



ずっと好きだったのは

オレだったよ



そんなこと思ったって…




太陽は

オレを照らさなかった





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