ロミオは、ふたりいない。
「リョーター!
バスケするー?」
廊下から声が聞こえて
廊下の1年女子のギャラリーが湧いた
ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡
「あー、今行くー
ユート先行ってて!」
「オッケー」
「ナルとヒロがバスケすると
体育館かわいい子で埋め尽くされるよな」
「それな!」
「ギャラリーの方が多いっていう」
「それな!」
「いいなーいいなーいいなー」
「じゃ、オレらも
ギャラリー目当てでバスケするか」
「いいねー!
かわいい子いっぱいいるもんな♡」
「それな!」
「ひとりぐらいオレのこと
見てる子いるかもー」
「ナイナイナイ」
「オマエらも来て!人数足りないから
…
今日から外でするんだ
女子が多くて体育館せまくなるから
…
女の子たち外来ないでしょ
日焼け気になるから」
「なるほどね!
じゃあ、行かねー」
「オレもー」
「オレもー」
「オレもー」
「なんでよ?来いよ!」
「だって女の子たち来ないんでしょ」
「それな!」
「オレも、日焼け、気になるし…」
「それな!」
「うぜー…オマエら…
じゃあ、オレ行くわ
ユートたち待ってるから…」
ヒロ
廣永 悠人 (ひろなが ゆうと)
私は1年生の時、同じクラスだった
成瀬と幼馴染で
登下校
昼休み
いつも一緒にいる
ナルとヒロ
男子たちからは、そぉ呼ばれてる
「いってらー」
「無事帰ってこいよー」
「どーせ行くまでに
3人ぐらいに告られんだろ!」
あるある…
「うるせー!」