■王とメイドの切ない恋物語■
私は、追加の飲み物を取りに行くふりをして、裏にまわった。

はぁー、私、何やってるんだろ…

壁にもたれ、座り込む。


エリザベス姫、うれしそうだったな。

私も、トーマ様のそばにいたいよ。

トーマ様と、踊りたいよ…


トーマ様と、エリザベス姫

美男美女って感じで、お似合いだったな…



うーん、だめだめ。

あきらめないんじゃなかったの?

プラス思考で行こうよ!

トーマ様のかっこいい姿、見れてラッキーだよ。

うん、うん。

そうだよ、ラッキーだよ、私。

めげるな、ファイトだーっ




私は立ち上がり、

またパーティー会場に、戻っていった。
< 108 / 396 >

この作品をシェア

pagetop