■王とメイドの切ない恋物語■
新たな友情
次の日
あー。完全に寝不足だー。
興奮して、なかなか眠れなかった私は、フラフラしながら起き上がった。
今日は、朝食当番の日だ。
よし、がんばろう!
私は冷たい水で顔を洗い、気を引き締めた。
*
朝食の準備をし、トーマ様や、エリザベス姫が食卓につくのを待った。
最初に、エリザベス姫が入ってきて、2分くらい遅れて、トーマ様も広間に入ってきた。
トーマ様を見た瞬間、昨日のことを思い出し、顔が赤くなってしまう。
落ち着け~、落ち着け、私。
私は、仕事に集中することにした。
が、やっぱり無意識に、トーマ様をチラチラ見てしまう。
そして、胸がキュゥンと締め付けられる。
我ながら、重症だと思う。
そんな中、エリザベス姫が、いつものように、トーマ様に甘えているのが見えた。
「ねー、トーマ様。わたくし、馬に乗りたいの。今日、時間があったら教えてくださらない?」
トーマ様は
「少し待ってくださいね」
と言うと、隣にいた部下に、今日の予定を聞いていた。
「今日の午後3時くらいからなら予定が空いてますが、それでもいいですか?」
エリザベス姫の表情が輝いた。
「ええ!うれしいわ。ありがとう」
エリザベス姫は、その後もルンルンだった。
朝食が終わり、トーマ様は、席を立って出ていった。
いいな、トーマ様に教えてもらえるなんて。
私はエリザベス姫が、ちょっと、いや、かなりうらやましく思えた。
いいな、いいな。
あー。完全に寝不足だー。
興奮して、なかなか眠れなかった私は、フラフラしながら起き上がった。
今日は、朝食当番の日だ。
よし、がんばろう!
私は冷たい水で顔を洗い、気を引き締めた。
*
朝食の準備をし、トーマ様や、エリザベス姫が食卓につくのを待った。
最初に、エリザベス姫が入ってきて、2分くらい遅れて、トーマ様も広間に入ってきた。
トーマ様を見た瞬間、昨日のことを思い出し、顔が赤くなってしまう。
落ち着け~、落ち着け、私。
私は、仕事に集中することにした。
が、やっぱり無意識に、トーマ様をチラチラ見てしまう。
そして、胸がキュゥンと締め付けられる。
我ながら、重症だと思う。
そんな中、エリザベス姫が、いつものように、トーマ様に甘えているのが見えた。
「ねー、トーマ様。わたくし、馬に乗りたいの。今日、時間があったら教えてくださらない?」
トーマ様は
「少し待ってくださいね」
と言うと、隣にいた部下に、今日の予定を聞いていた。
「今日の午後3時くらいからなら予定が空いてますが、それでもいいですか?」
エリザベス姫の表情が輝いた。
「ええ!うれしいわ。ありがとう」
エリザベス姫は、その後もルンルンだった。
朝食が終わり、トーマ様は、席を立って出ていった。
いいな、トーマ様に教えてもらえるなんて。
私はエリザベス姫が、ちょっと、いや、かなりうらやましく思えた。
いいな、いいな。