■王とメイドの切ない恋物語■
そうだ。そうなんだ。
エリザベス姫は、告白せず振られた感じだが、それは私も一緒。
トーマ様に、昔から好きな人がいたなんて…
辛すぎて、涙が出てくる。
「湿っぽい顔してるんじゃないわよ。私だって泣きたいんだから」
そう言いながら、自分も涙を拭いながら、エリザベス姫はハンカチを差し出してくれた。
素っ気ない言葉の裏にも、優しさが感じられる。
「ありが…とうございます」
涙が溢れた。
トーマ様…
こんなに好きなのに。
こんなに、お慕いしているのに。
私は、この気持ちを、どうすればいいですか?
私達はしばらく泣いたあと、二人で見つめあった。
「リリア。あなた、ひどい顔してるわよ」
「エリザベス様だって」
エリザベス姫も、私も穏やかに笑った。
泣いたら、お互いに少しすっきりしたみたいだ。
「リリア、聞いてくれてありがとう」
「こちらこそ、報告ありがとうございました」
私達は、固い握手をした。
そして、今までのことなどを、懐かしく語りあいながら、エリザベス姫の荷造りを手伝だった。
エリザベス姫は、告白せず振られた感じだが、それは私も一緒。
トーマ様に、昔から好きな人がいたなんて…
辛すぎて、涙が出てくる。
「湿っぽい顔してるんじゃないわよ。私だって泣きたいんだから」
そう言いながら、自分も涙を拭いながら、エリザベス姫はハンカチを差し出してくれた。
素っ気ない言葉の裏にも、優しさが感じられる。
「ありが…とうございます」
涙が溢れた。
トーマ様…
こんなに好きなのに。
こんなに、お慕いしているのに。
私は、この気持ちを、どうすればいいですか?
私達はしばらく泣いたあと、二人で見つめあった。
「リリア。あなた、ひどい顔してるわよ」
「エリザベス様だって」
エリザベス姫も、私も穏やかに笑った。
泣いたら、お互いに少しすっきりしたみたいだ。
「リリア、聞いてくれてありがとう」
「こちらこそ、報告ありがとうございました」
私達は、固い握手をした。
そして、今までのことなどを、懐かしく語りあいながら、エリザベス姫の荷造りを手伝だった。