■王とメイドの切ない恋物語■
・・・・・。
「え?ええーっ!そんなのありえないよ」
チチリさんは、自信満々だ。
「いーや、あり得る。だいたい、ただのメイドに、こんな高価なプレゼントする?舞踏会の後、屋上でも抱き締められたんでしょ?」
「うん…」
「トーマ様、誰にでも、こんなことする人じゃないもの。絶対、リリアのこと好きなんだよ」
でもでも
「でも、昔から好きな人がいるって…」
チチリさんは考え込む。
「そこなのよね、ひっかかるのは。リリア来たの今年の4月だしね。実は、どこかで会ってるんじゃないの?」
私は、しばらく考えて、
「昔から知ってる男の子ならいるけど…」
と、つぶやいた。
チチリさんは目を輝かせ、
「それよ、それ!その子がトーマ様なのよ」
と自信満々に言い切った。
「でもね、チチリさん。その子の名前、マー・オーラルって言うの。トーマ・ガーランドと全然違う名前だし。住所も私の家の隣町だし。だから絶対違うと思う」
チチリさんは、考え込んで、
「マー・オーラル?なんか聞いたことある名前ね」
「まーくんのこと、知ってるんですか!?」
意外な展開に、私は乗り出した。
「え?ええーっ!そんなのありえないよ」
チチリさんは、自信満々だ。
「いーや、あり得る。だいたい、ただのメイドに、こんな高価なプレゼントする?舞踏会の後、屋上でも抱き締められたんでしょ?」
「うん…」
「トーマ様、誰にでも、こんなことする人じゃないもの。絶対、リリアのこと好きなんだよ」
でもでも
「でも、昔から好きな人がいるって…」
チチリさんは考え込む。
「そこなのよね、ひっかかるのは。リリア来たの今年の4月だしね。実は、どこかで会ってるんじゃないの?」
私は、しばらく考えて、
「昔から知ってる男の子ならいるけど…」
と、つぶやいた。
チチリさんは目を輝かせ、
「それよ、それ!その子がトーマ様なのよ」
と自信満々に言い切った。
「でもね、チチリさん。その子の名前、マー・オーラルって言うの。トーマ・ガーランドと全然違う名前だし。住所も私の家の隣町だし。だから絶対違うと思う」
チチリさんは、考え込んで、
「マー・オーラル?なんか聞いたことある名前ね」
「まーくんのこと、知ってるんですか!?」
意外な展開に、私は乗り出した。