■王とメイドの切ない恋物語■
…。

少しの沈黙があった後、




「コーヒーでも飲むか」

「そっ そうですね、私、準備してきます」
 
私は慌てて、窓際のティーセットがある場所に向かった。

ふぅー、なんか変な汗かいちゃったよ。




私は、コーヒーの準備が整うと、テーブルに運んだ。

トーマ様が、椅子に座ったので、私も向かい側に腰を下ろした。


何話そう?

緊張するーっ

チチリさんとなら、バカな話、いっぱいできるんだけどな

「リリア、聞きたいことがあるんだが」


「はいっ なっ何でしょうか?」

色々妄想してしまったせいで、返事に力が入ってしまう。

聞きたいことって、なんだろう?


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