■王とメイドの切ない恋物語■
「私、もう、トーマ様に嫌われたと思って、不安で、不安で・・・」
トーマ様が、私の頭を優しく撫でた。
「ごめんな。不安にさせてごめん。リリアのことは信じてた。絶対リリアの気持ちは変わってないって」
私は、うなづく。
あんな場面でも、トーマ様はちゃんと私のこと信じてくれてたんだね…。
「でも、やっぱり手をつないでいるところを見ると、ラノスに嫉妬して不機嫌になってしまった。ごめんな。大人げなかった」
彼女と他の男が手をつないでたら、普通、誰だって不機嫌になるよ。
あたりまえだよ。
謝るのは私の方だよ。
「ごめんなさい」
トーマ様は、私の涙をぬぐってくれる。
「いいんだ。リリアは悪くない。あれぐらいで不機嫌になった、俺がいけないんだ。リリアは気にするな」
トーマ様、優しすぎるよ。
どう考えたって、私が悪いのに。
トーマ様…、本当にごめんなさい。
悲しませることして、ごめんなさい。
「ほら、そんなに泣いてたら、可愛い顔が台無しだよ。な?ラノスには、うまく言っておくから心配するな」
私は、コクリとうなづいた。
涙を拭き、顔をあげ、トーマ様を見つめる。
私の大好きな人が、微笑んでくれる。
本当によかった。
トーマ様と離れるなんて、もう無理だよ。
トーマ様なしじゃ、生きていけないよ。
トーマ様の存在が、私の中でこんなにも大きくなってるなんて知らなかった。
トーマ様が、私の頭を優しく撫でた。
「ごめんな。不安にさせてごめん。リリアのことは信じてた。絶対リリアの気持ちは変わってないって」
私は、うなづく。
あんな場面でも、トーマ様はちゃんと私のこと信じてくれてたんだね…。
「でも、やっぱり手をつないでいるところを見ると、ラノスに嫉妬して不機嫌になってしまった。ごめんな。大人げなかった」
彼女と他の男が手をつないでたら、普通、誰だって不機嫌になるよ。
あたりまえだよ。
謝るのは私の方だよ。
「ごめんなさい」
トーマ様は、私の涙をぬぐってくれる。
「いいんだ。リリアは悪くない。あれぐらいで不機嫌になった、俺がいけないんだ。リリアは気にするな」
トーマ様、優しすぎるよ。
どう考えたって、私が悪いのに。
トーマ様…、本当にごめんなさい。
悲しませることして、ごめんなさい。
「ほら、そんなに泣いてたら、可愛い顔が台無しだよ。な?ラノスには、うまく言っておくから心配するな」
私は、コクリとうなづいた。
涙を拭き、顔をあげ、トーマ様を見つめる。
私の大好きな人が、微笑んでくれる。
本当によかった。
トーマ様と離れるなんて、もう無理だよ。
トーマ様なしじゃ、生きていけないよ。
トーマ様の存在が、私の中でこんなにも大きくなってるなんて知らなかった。