■王とメイドの切ない恋物語■
私の気持ちが伝わったのか、トーマ様が優しく、さっきの涙の跡にキスをしてくれる。
まるで傷を癒すかのように。
「トーマ様、トーマ様…」
私はトーマ様の名前を呼び、トーマ様に抱きついた。
トーマ様は、私の気持ちをしっかり受けとめてくれる。
この人を選んで良かった。
トーマ様に出会えて良かった。
私たちは、しばらく抱き合い、気持ちが落ち着くまで、ずっとそばにいた。
気が付けば、もう夜の11時過ぎだ。
「リリア、部屋まで送るよ」
すごく、うれしい。
少しでも、一緒にいたい。
でも・・・。
「でも、見つかったらいけないし」
「こんな時間だから、きっと大丈夫だ。送るよ」
私とトーマ様は、薄暗い廊下を歩いて私の部屋にむかった。
「送ってくれてありがとう」
私は、トーマ様を見上げた。
「ああ、また近いうちに、どっか行こうな。おやすみ、リリア」
トーマ様は、そう言うと、私の手に、軽くキスをして帰っていった。
トーマ様、ありがとう。
私はシャワーを浴び、すぐ、ベッドに横になった。
トーマ様と、元に戻れて、本当に良かった。
でも・・・。
明日、ラノス様にどんな顔して会えば良いの?
・・・。
考えても仕方ないか。
なんとかなるよ、きっと。
うん。
私は泣き付かれたせいか、すぐに、眠ってしまった。
まるで傷を癒すかのように。
「トーマ様、トーマ様…」
私はトーマ様の名前を呼び、トーマ様に抱きついた。
トーマ様は、私の気持ちをしっかり受けとめてくれる。
この人を選んで良かった。
トーマ様に出会えて良かった。
私たちは、しばらく抱き合い、気持ちが落ち着くまで、ずっとそばにいた。
気が付けば、もう夜の11時過ぎだ。
「リリア、部屋まで送るよ」
すごく、うれしい。
少しでも、一緒にいたい。
でも・・・。
「でも、見つかったらいけないし」
「こんな時間だから、きっと大丈夫だ。送るよ」
私とトーマ様は、薄暗い廊下を歩いて私の部屋にむかった。
「送ってくれてありがとう」
私は、トーマ様を見上げた。
「ああ、また近いうちに、どっか行こうな。おやすみ、リリア」
トーマ様は、そう言うと、私の手に、軽くキスをして帰っていった。
トーマ様、ありがとう。
私はシャワーを浴び、すぐ、ベッドに横になった。
トーマ様と、元に戻れて、本当に良かった。
でも・・・。
明日、ラノス様にどんな顔して会えば良いの?
・・・。
考えても仕方ないか。
なんとかなるよ、きっと。
うん。
私は泣き付かれたせいか、すぐに、眠ってしまった。