■王とメイドの切ない恋物語■
何気ないこと
自分の部屋に戻る途中・・・。
また、偶然、廊下の向こう側に、トーマ様が見えた。
昨日の今日なので、かなりドキドキしたが、今日は、お付きの人と一緒みたいだ。
安心したのか、残念なのか、複雑な気分だった。
でも、また姿を見ることが出来て嬉しかった。
いつものように、深々と礼をしたまま、トーマ様達が、通り過ぎるのを待つ。
横を通りすぎる瞬間、一瞬だけだったが、私の頭の上に、トーマ様の手が置かれた。
えっ?
頭を下げたまま、通り過ぎていくトーマ様を見つめた。
トーマ様は、何事もなかったように、行ってしまった。
なになに?今のは…何?
私は、トーマ様の手が触れたところを、触ってみる。
今、確かに ふわって頭を撫でられたよね?
一瞬だけだったけど確かに…。
なんで?なんでそんなことするの?
私の心が、揺れ動く。
体の奥が、熱くなってくる。
トーマ様…私の頭が追い付いていかないよ…。
また、偶然、廊下の向こう側に、トーマ様が見えた。
昨日の今日なので、かなりドキドキしたが、今日は、お付きの人と一緒みたいだ。
安心したのか、残念なのか、複雑な気分だった。
でも、また姿を見ることが出来て嬉しかった。
いつものように、深々と礼をしたまま、トーマ様達が、通り過ぎるのを待つ。
横を通りすぎる瞬間、一瞬だけだったが、私の頭の上に、トーマ様の手が置かれた。
えっ?
頭を下げたまま、通り過ぎていくトーマ様を見つめた。
トーマ様は、何事もなかったように、行ってしまった。
なになに?今のは…何?
私は、トーマ様の手が触れたところを、触ってみる。
今、確かに ふわって頭を撫でられたよね?
一瞬だけだったけど確かに…。
なんで?なんでそんなことするの?
私の心が、揺れ動く。
体の奥が、熱くなってくる。
トーマ様…私の頭が追い付いていかないよ…。