【短】太陽のため息

出逢いが、恋しさに変わる確率は何%くらいなんだろう。


勿論、その相手が彼女だとは限らない。
それでも…心が震えるこの感覚は。
心が高鳴る感覚は確かな言葉にすれば"恋"に繋がるのかもしれなかった。


「けど…駄目だろ。いくらなんでも、相手はまだ学生だぞ…」


俺は独り言のようにそう呟いてから、昼メシを食べる為に、エレベーターでフロアを抜け出し、社外へと出た。



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