愛情のカタチ 〜幸せのカタチ〜
「で?話って?」
渚チャンが首を傾げて口を開いた。
「渚チャン。結婚したいって本気?」
「当たり前じゃん!冗談で結婚なんてするわけないじゃん。」
冷静さは、きっとママ譲りだなぁ…。
あたしは、どっちかっていうとパパ似で一人で色々抱えちゃう。
「話って、それだけ?」
渚チャンがムスッとして言った。
「ん〜。じゃぁ、結婚したら大学はどうするの?」
「通うわよ。」
「じゃぁ、生活費は?」
「バイトするもん。」
「学費は?」
「パパが払ってくれてんじゃん。」
「甘いよ、渚チャン。」
「え…?」
あたしが険しい顔をすると、渚チャンがビックリした声を出した。