愛情のカタチ 〜幸せのカタチ〜
―――…
「やべぇ…緊張してきた…。」
洋太が真剣な顔を前に向けてハンドルを握る。
「ふふっ、大丈夫よ。うちのパパは、洋太の事お気に入りなんだから!」
「殴られねぇかな?」
少し顔色を蒼くして洋太が呟いた。
「いつの時代よ?(笑)同棲を許してくれた時点で親達も覚悟決めてるって!」
「茜って、そういう所、冷静だよな…俺…心無しか腹がいてぇ…。」
「ふふふっ(笑)」
何か、洋太が緊張なんて笑えてきちゃう(笑)
都内中心を抜け、神奈川県寄りのあたし達の実家には、一時間位で着いた。