愛情のカタチ 〜幸せのカタチ〜
2
―――…
「はぁ〜。」
あたしは、今日3回目の溜め息をつきながら洗濯物を干していた。
ベランダの椅子に座って本を読んでいた洋太が顔を上げた。
「?茜、どうした?」
あたしは洗濯物を干し終えて、洋太の横に座った。
「渚チャン達…何考えてんだろぉね…。」
渚チャンは要くんと買い物に出掛けている。
「う〜ん。アイツ等の事だ。また誰かの影響じゃねぇか?」
洋太が清ました顔をして答えた。