年上幼なじみ
訳のわからない気持ちで身体中が埋まった

苦しくて、ヤツ当たりの様にそこらへんにあったボールを春兄に向かって投げる

「うぉ?!」

[バシッ]

春兄はとんできたボールを顔の前で止めた

「おい誰ってえ…?」

怒ろうとしてこっちを見て、びっくりしている

だって私から春兄に何かするなんて始めてだから

「だぁいっ嫌い!死んじゃえ!!」

そう言い残し、走ろうとした・・・

「えっおっぁ、ひ、ぁっ・・・橘!!!」

[ズキンッ]

 橘 と呼ばれた事に胸が痛む・・・

走って走って走り続けて、そしてついたのは中庭だった・・・

「雛乃っ!」

振り向くと凛がいた

「凛・・・」

「・・・っ」

凛は私を抱きしめた・・

それで分かった・・・

あぁ・・・

凛は私が春兄を好きなの分かっているって・・・

「私っきずいてたよ?雛乃が先生好きなの・・・

だって先生を見る時の雛乃は・・・雛乃の瞳は・・・愛しいそうに先生を見つめてたからっ・・・」

「・・・凛・・・」

「雛乃、先生に・・・告白・・・しな?」

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