年上幼なじみ
「う・・・そ・・・」

なんで?

なんで居るの?!

「雛乃・・・あれ・・・佐藤先生・・・」

凛もびっくりしてた

だって・・・玄関の前に・・・春兄が立っていた

私服で・・・

いつものパーカーを着て

春だからってまだ寒い

なのに外にいて、首をすぼめて

壁によりかかっていた

「ひなっ・・・えっ!ちょっ雛乃?!」

凛の声も聞かず走った



走って

走って

走り続けた・・・





まるで・・・春兄から・・・逃げる・・・様に・・・
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